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海賊対処護衛艦1隻体制に縮小と北朝鮮の脅威

 10月末の報道ですが、まずはご覧ください。

www.nikkei.com

www.sankei.com

 海上自衛隊の派遣海賊対処行動水上部隊の護衛艦が1隻体制になります。

 海賊発生の推移についてはこちらをご覧ください。

bylines.news.yahoo.co.jp

 昨年には発生件数がすでに0件となっています。すしざんまい社長が海賊を撲滅したという話もありますが、とにかく護衛のニーズはほぼ無くなっていました。

 今回の縮小について、日本周辺海域の警戒に当たるとの報道がありますが、縮小の契機となったのは今年の北朝鮮のミサイル発射と思われます。防衛省の資料を見てみましょう。

http://www.mod.go.jp/j/approach/surround/pdf/dprk_bm_20160909.pdf

f:id:toaosi:20161112172312j:plain

 今年に入ってこれだけの発射を確認しています。日本が注目すべきはノドンミサイルです。そして、8月3日のノドンとみられるミサイルの発射に日本は震えました。

mainichi.jp

 そして、弾頭部分が初めて日本のEEZ内に着水したとみられています。

jp.reuters.com

 この事案で防衛省は苦しい立場におかれました。ミサイルを探知できなかったためです。探知できなかったということは、迎撃などできるわけもなく、もし日本が狙われていたら着弾していた可能性があります。これを受けて政府は常時破壊措置命令を出すという決定を下しました。

www.sankei.com 従来は北朝鮮の事前通告などで情報が得られた場合にのみ発令していたものですが、これによって常時イージス搭載護衛艦による警戒を実施すると思われます。そして、11月に入ってまた延長されました。

www.yomiuri.co.jp

 イージス搭載護衛艦がミサイル警戒に常時当たることで他任務は他艦艇で補うという体制になりそうです。これによって1隻体制になったのでしょうか。

 現在南スーダンへ派遣している部隊に新任務の付与が話題となっていますが、自国の防衛は第一に考えなければなりません。北朝鮮は重大な脅威ですが、それ以外の対応にも人員と装備を割かなければなりません。警戒監視を効果的に実施するための方策も検討していく必要があります。平時にフル稼働して余裕が無いようでは有事には対応できません。